2008年4月21日

『つぐない』

Atonement.jpg戦時下の男女やその周りの人々が直面する苦難や数奇なストーリーというのは、その設定だけでも十二分に心惹かれるわけですが、そこにまたヒトツ名作が加わったという感じデス。涙、涙。記憶に残る映画。この手の映画では、最後に観たのが『ロング・エンゲージメント』でしたが、あれは基本的に壮大なファンタジーという感じの傑作でした。この『つぐない』も、設定やテーマこそ違えども、残酷な状況の中、何処に光を見出し、何処に希望を持つか・・・という部分では、戦争を背景とした映画共通のインパクトを持ち合わせているわけです。ストーリーの軸となっているのが"贖罪"というトコロで、非常に重々しく悲痛なものになりがちなハナシを、見事なまでにある種のファンタジーに仕上げているところに感動デス。原作を読んだことはありませんが、映画では描ききれていない部分が大いにあるということは容易に想像出来ますね~。秀逸なのは、その部分を観客の想像力に委ねるように丁寧に脚本が書かれていること。いかに過剰な説明をせずに、登場人物それぞれの立場、思い、運命・・・を観る側に伝えるかというトコロは、抑えの利いた演出と併せ、見事です。観終わって、切なさと安堵感が入り交じって・・・・ダメですね~・・・やっぱり涙もろくなってます・・・。そのせいか、自分にとっての名作に出会うと、意外と覚え書きって出来ないな~・・・と。

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Posted by kóuzi at 21:07
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