『王妃の紋章』
イイ意味で、相も変わらずのチャン・イーモウ絵巻(笑)。やってくれてます。ここまで来ると、もはやSF大作的な雰囲気すら感じさせます。コスチュームやらセットやらがリンチの大傑作『砂の惑星』のような感じデス。出てくる女官達のムネ強調ルックがタマリマセン(笑)。それにしても女性の描き方や全体の構図にチャン・イーモウの美学というのは今回も徹底していて、良くも悪くも・・・といったトコロですね~。・・・が、個人的にはこれはかなりオモシロイ映画だと・・・。壮大なスケール感と連ドラ的人間関係の組んずほぐれつ(笑)というのが混在しているのが映画的でイイ。細かな理屈やセリフの行間なんてものはビジュアルでカバー(笑)というのが気持ちよくてイイ。文庫本をチマチマ読んでるワケじゃないですからね。映画、映画。まぁ、彼の場合は舞台劇的な色合いが強いワケですが・・・。・・・で何が良かったかってコン・リーですよ。その怪しくも切ない、そして気丈な女性像、その存在感がナントモイイ。そして何といっても定番とも言えるクライマックスの戦闘シーンのヒト、ヒト、ヒト・・・の壮観な眺めは、観ている側もウォ~~!という感じデス(笑)。チャン・イーモウ作品は、そのビジュアルの派手さとは裏腹に、どのカットも意外な程丁寧に撮られているトコロがイイですね。なのでお馴染みの映像でも、飽きそうで飽きない。紙一重な気はしますが、今のところ個人的にはOKデス(笑)。
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