『88ミニッツ』
久々のアル・パチーノ。渋い、渋すぎる・・・。圧倒的な存在感は今もなお観るものを魅了して・・・・・・がしか~し、もったいない。ナントモもったいない。あれほどまでにアル・パチーノが走り回り、あれほどまでにアル・パチーノがしゃべりまくり、あれほどまでにアル・パチーノのたたずまいが渋いというのに、映画全体の緊張感がまるでない。彼の重厚さを以てしても"88分間"の緊迫した空気感が伝わってこない。不必要なまでに怪しいタネをばらまきすぎて、登場人物達の疑心暗鬼な面白さが薄れた結果、ストーリーの展開が散漫になっているだけ。犯人捜し的楽しみも浅いというか薄い。もったいない。ネタ的にはもっと怖く面白くなってもいいハナシのはずなのに、ただただ・・・もったいない。派手な見せ場がない分、もっと練られた脚本だったらチョットした傑作になり得たのに・・・と、かなりエラそうな感想をブツブツ・・・(笑)。クライマックスなんてかなりベタなテレビサスペンス風(笑)見せ場なわけですが、あ~いうのは嫌いじゃありません。さ~、ニヤニヤしながらノンビリドキドキしましょう・・・ってな展開(笑)。好きなんですけどね。
こういったアレアレ~?・・・・という印象の映画を観てしまうと、無性に『シー・オブ・ラブ』を観たくなってしまいます。
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